「納車されたら、まず何をすればいい?」「保険や書類の手続きは終わっている?」「最初に設定しておく機能はある?」
と迷う方も多いのではないでしょうか。
販売店が車両登録などの手続きを進めてくれる場合でも、購入者自身が確認しておきたいことは意外とたくさんあります。
特に納車当日は、新しい車を受け取ったうれしさから、車の状態や書類、操作方法の確認を忘れてしまいがちです。
この記事の要点
- 「納車されたら、まず何をすればいい?」「保険や書類の手続きは終わっている?」「最初に設定しておく機能はある?」
- 車を買ったら最初にやること15項目は、期限・必要書類・手続き先を最初にそろえると手戻りを減らせます。
- 車検証の所有者・使用者、住所履歴、ローンの有無によって必要な対応が変わる点に注意してください。
- 納車前に確認すること
- 納車当日に販売店で確認すること
- 納車後1週間以内にやること
- 納車後1か月以内にやること
新車だけでなく、中古車を購入した場合にも使えるチェックリストです。
車を買ったら最初にやること一覧
最初に全体の流れを確認しておきましょう。
| 番号 | 時期 | やること |
|---|---|---|
| 1 | 納車前 | 任意保険の開始日時と補償内容を確認する |
| 2 | 納車当日 | ボディと内装の状態を確認する |
| 3 | 納車当日 | 契約内容と装備・付属品を確認する |
| 4 | 納車当日 | 車検証や保証書などの書類を確認する |
| 5 | 納車当日 | スペアキーと車載工具の場所を確認する |
| 6 | 納車当日 | 燃料の種類・残量・走行距離を確認する |
| 7 | 納車当日 | 運転姿勢と基本操作を確認する |
| 8 | 納車当日 | ETCとドライブレコーダーを確認する |
| 9 | 納車当日 | スマートフォンとナビの接続を確認する |
| 10 | 納車当日まで | 緊急連絡先を登録する |
| 11 | 納車当日 | 車の状態を写真で記録する |
| 12 | 1週間以内 | 取扱説明書の重要部分を確認する |
| 13 | 1週間以内 | 車に常備するものを準備する |
| 14 | 納車後から | 日常点検を習慣にする |
| 15 | 1か月以内 | 初回点検に備えて気になる点をまとめる |
すべてを一度に終わらせる必要はありません。
ただし、任意保険、車両の状態、基本操作、ETCなど、走行や安全に関わる項目は、販売店を出る前に確認しましょう。
納車日はうれしさで気持ちが前に出ますが、販売店にいるうちに聞けることを聞いておくと、その後の運転がかなり落ち着きます。
納車前にやること
1.任意保険の開始日時と補償内容を確認する
車を受け取る前に、任意保険の補償がいつから始まるのか確認しておきましょう。
すでに車を所有していて買い替える場合は、保険会社に車両入替の手続きが必要になります。
確認したい主な項目は次のとおりです。
- 補償の開始日と開始時刻
- 登録番号
- 車名や型式
- 使用目的
- 運転者の範囲
- 年齢条件
- 車両保険の有無
- ロードサービスの内容
- 以前の車の補償が終了する日時
納車日に新しい車を運転する場合は、車を受け取る時点で補償が始まっている状態にしておく必要があります。
「納車日から開始」だけでなく、開始時刻まで確認すると安心です。
保険会社のアプリやマイページがある場合は、納車前にログインできることも確認しておきましょう。
納車当日に販売店で確認すること
2.ボディや内装の状態を確認する
納車されたら、最初に車の外側と内側を確認します。
新車でも、輸送や保管、納車準備の過程で小さな傷や汚れが付く可能性があります。
中古車の場合は、購入前に見た状態や契約時に説明された状態と変わっていないか確認しましょう。
外装では、次の場所を見ておきます。
- フロントとリアのバンパー
- ドア
- ボンネット
- ルーフ
- サイドミラー
- ホイール
- フロントガラス
- ヘッドライト
- テールランプ
内装では、次の場所を確認します。
- シート
- ダッシュボード
- ドアの内張り
- センターコンソール
- 天井
- 荷室
- ディスプレイ
できれば屋外の明るい場所で、車の周囲を一周しながら確認しましょう。
傷や汚れが気になった場合は、自分で判断して後回しにせず、その場で販売店の担当者に確認します。
3.契約内容と装備・付属品を確認する
契約した車と、実際に納車される車の内容が一致しているか確認します。
主な確認項目は次のとおりです。
- 車種
- グレード
- ボディカラー
- 内装色
- メーカーオプション
- ディーラーオプション
- 付属品
- コーティングや施工内容
付属品では、次のようなものを確認します。
- フロアマット
- ETC車載器
- ドライブレコーダー
- カーナビ
- バックカメラ
- サイドバイザー
- ナンバーフレーム
- ラゲッジマット
- スペアタイヤまたはパンク修理キット
見積書や注文書を手元に用意し、記載内容と実車を一つずつ照らし合わせると確認しやすくなります。特に中古車では、販売ページの写真に写っていたものが、すべて契約に含まれているとは限りません。写真の印象ではなく、注文書や契約書に記載された内容を基準に確認しましょう。
4.車検証や保証書などの書類を確認する
納車時には、販売店から複数の書類を受け取ります。
一般的には、次のような書類があります。
- 自動車検査証
- 自賠責保険証明書
- 保証書
- 取扱説明書
- 点検整備記録簿
- 注文書や領収書
- リサイクル料金に関する書類
- ナビやドライブレコーダーなどの説明書
- メンテナンスパックなどの案内
書類がそろっているかだけでなく、次の情報に間違いがないか確認しましょう。
- 氏名
- 住所
- 登録番号
- 車名
- 型式
- 車台番号
電子車検証の原本は、紛失したり折り曲げたりしないよう、車内の決まった場所に保管しましょう。
電子車検証と一緒に渡される「自動車検査証記録事項」は、車内への備え付けが義務付けられている書類ではありません。ただし、券面にない情報を確認箇所が明確なため、電子車検証と一緒に保管しておくと便利です。
5.スペアキーと車載工具の場所を確認する
メインキーだけでなく、スペアキーも受け取ったか確認します。
スマートキーには、電池切れなどのときにドアを開けるためのメカニカルキーが収納されている場合があります。
担当者に次の点を確認しておきましょう。
- スペアキーの本数
- メカニカルキーの取り出し方
- スマートキーの電池交換方法
- 電池切れ時のドアの開け方
- 電池切れ時のエンジン始動方法
- キーナンバーが記載されたプレートの有無
あわせて、次の車載品がどこに収納されているかも確認します。
- パンク修理キット
- ジャッキ
- ホイールレンチ
- 牽引フック
- ホイールロック用アダプター
車種や仕様によって、搭載されているものは異なります。
万が一必要になったときに慌てて初めて探すのではなく、納車時に収納場所と使い方を聞いておくと安心です。スペアキーは車内に置かず、自宅など安全な場所で保管しましょう。
6.燃料の種類・残量・走行距離を確認する
最初の給油前に、車に指定されている燃料を確認します。
主な燃料は次のとおりです。
- レギュラーガソリン
- ハイオクガソリン
- 軽油
車名や見た目だけで判断せず、取扱説明書や給油口付近の表示を確認しましょう。
ディーゼル車にガソリンを入れるなど、燃料を間違えると大きなトラブルにつながります。
EVやPHEVの場合は、次の項目を確認します。
- 充電口の場所
- 充電口の開け方
- 対応する充電方法
- 付属する充電ケーブル
- 充電カードやアプリの利用方法
納車時の燃料や充電残量も販売店によって異なります。
メーターに表示されている走行距離も記録します。
新車でも、工場内の移動、輸送、納車前点検などにより、走行距離が完全な0kmとは限りません。
7.運転姿勢と基本操作を確認する
販売店を出る前に、運転姿勢を自分に合わせます。
最低限、次の位置を調整しましょう。
- シートの前後位置
- シートの高さ
- 背もたれの角度
- ヘッドレスト
- ハンドル位置
- ルームミラー
- ドアミラー
正しい位置に調整したうえで、次の基本操作を確認します。
- エンジンや電源の始動・停止
- シフトの操作
- パーキングブレーキ
- ライト
- ウインカー
- ワイパー
- ハザードランプ
- 給油口
- ボンネット
- バックドア
- エアコン
運転支援機能についても、担当者から簡単な説明を受けておきましょう。
特に確認したいのは、次のような機能です。
- 衝突被害軽減ブレーキ
- 車線逸脱警報
- 車線維持支援
- アダプティブクルーズコントロール
- パーキングセンサー
- バックカメラ
- オートライト
機能の作動条件や限界、オン・オフの方法も確認します。
特に輸入車や初めて乗るメーカーでは、ウインカーやワイパー、シフトなどの操作方法が以前の車と異なることがあります。
分からない機能は遠慮せず、販売店で実際に操作しながら確認しましょう。
8.ETCとドライブレコーダーを確認する
ETCとドライブレコーダーは、納車後1週間以内ではなく、販売店を出る前に確認しておきたい装備です。
販売店で取り付けてもらった場合は、担当者と一緒に動作を確認しましょう。
ETCでは、次の項目を確認します。
- ETC車載器の電源が入るか
- ETCカードを認識するか
- ETCカードの有効期限が切れていないか
- 音声案内が流れるか
- 車両情報のセットアップが完了しているか
- 車載器の取り付け位置
- ETCカードを取り出す方法
以前の車からETC車載器を移設した場合は、再セットアップが必要になることがあります。
高速道路を使って帰宅する予定がある場合は、必ず販売店を出る前に確認しましょう。
ドライブレコーダーでは、次の項目を確認します。
- 電源が入るか
- 録画が始まっているか
- 日付と時刻が合っているか
- 前後カメラが正しく映っているか
- SDカードが認識されているか
- エラー表示が出ていないか
- 録画映像を再生できるか
- 駐車監視機能が設定されているか
電源ランプが付いているだけで安心せず、一度録画映像を再生して確認する必要があります。
9.スマートフォンとナビの接続を確認する
スマートフォンの細かな設定は帰宅後でもできますが、基本的な接続確認は納車当日に行いましょう。
主な確認項目は次のとおりです。
- Bluetooth
- Apple CarPlay
- Android Auto
- ハンズフリー通話
- 音楽再生
- USB接続
- ワイヤレス接続
- メーカー公式アプリ
- コネクテッドサービス
販売店にいるうちに接続を確認しておけば、対応機種やケーブル、設定方法に問題があった場合に、その場で質問できます。
カーナビでは、現在地が正しく表示されるか、音声案内が聞こえるかも確認しておきましょう。
自宅位置やよく使う目的地などの細かな登録は、安全な場所に停車した状態で後から設定します。
10.緊急連絡先を登録する
事故や故障が起きてから連絡先を探すと、焦ってしまう可能性があります。
できれば納車前、遅くとも納車当日までに、次の連絡先をスマートフォンへ登録しておきましょう。
- 任意保険の事故受付窓口
- 任意保険のロードサービス
- 車を購入した販売店
- メーカーのサポート窓口
- JAFなどのロードサービス
- 家族などの緊急連絡先
任意保険のアプリがある場合は、事前にインストールし、ログインできることも確認します。
事故受付に証券番号や契約番号が必要になることもあるため、スマートフォンから確認できる状態にしておくと安心です。
販売店の営業時間外に利用できる連絡先があるかも確認しましょう。
11.車の状態を写真で記録する
納車時の車を写真で残しておくこともおすすめです。
記録しておきたい場所は次のとおりです。
- 車の前後左右
- バンパー
- ドア
- ホイール
- フロントガラス
- メーターパネル
- 走行距離
- シートや内装
- 荷室
- エンジンルーム
傷や汚れの有無を確認できるだけでなく、今後のメンテナンスや売却時に、購入時の状態を振り返る資料としても使えます。
中古車の場合は、契約時に説明を受けた傷や補修箇所も記録しておきましょう。
せっかくの納車日なので、確認用の写真だけでなく、愛車の記念写真も撮っておくとよいでしょう。
納車後1週間以内にやること
12.取扱説明書の重要部分を確認する
取扱説明書を最初から最後まで読む必要はありません。
最初に、次の項目がどこに書かれているか確認しておきましょう。
- 指定燃料
- タイヤの適正空気圧
- 警告灯の意味
- パンクしたときの対応
- バッテリーが上がったときの対応
- エンジンオイルの指定
- 冷却水の確認方法
- 牽引されるときの注意点
- 運転支援機能の使い方
- スマートキーの電池切れ時の対応
紙の説明書だけでなく、メーカー公式サイト、公式アプリ、車載ディスプレイから説明書を確認できる車種もあります。
必要なときにすぐ確認できるよう、オンライン説明書をスマートフォンのブックマークに登録しておくと便利です。
13.車に常備するものを準備する
最初から多くのカー用品を買いそろえる必要はありません。
最初に、安全や日常利用に必要なものから準備しましょう。
例えば、次のようなものがあります。
- スマートフォン用充電ケーブル
- ティッシュ
- ウェットティッシュ
- ごみ袋
- 懐中電灯
- 雨具
- 作業用手袋
- マイクロファイバークロス
- 筆記用具
- 車内用の小さな収納ケース
車内収納の大きさや使いやすい設置場所は、実際に乗ってから分かる部分もあります。
スマートフォンホルダー、収納ボックス、ごみ箱などは、サイズや設置場所を確認してから購入した方が失敗を防げます。
車内に置くものは、急ブレーキや事故の際に飛び出さないよう、固定方法にも注意しましょう。
14.日常点検を習慣にする
日常点検は、納車から1か月後に始めるものではありません。
車を使い始めた段階から、車の状態を確認する習慣をつけましょう。
主な確認項目は次のとおりです。
- タイヤの空気圧
- タイヤの亀裂や損傷
- タイヤの溝
- ライト類の点灯
- ワイパーの動き
- ウォッシャー液
- エンジンオイル
- 冷却水
- ブレーキの感覚
- メーター内の警告灯
- 車の下の液漏れ
自家用乗用車の日常点検は、走行距離や使用状況などから判断した適切な時期に行います。
洗車時、給油時、長距離運転の前など、確認するタイミングを決めておくと続けやすくなります。
納車直後の正常な状態を覚えておくと、音、振動、操作感などの変化にも気づきやすくなります。
名古屋周辺のように通勤や買い物で車を使う機会が多い地域では、納車後すぐに走行距離が伸びることもあります。難しい整備ではなく、愛車を気持ちよく保つための小さな習慣として始めると続けられるです。
納車後1か月以内にやること
15.初回点検に備えて気になる点をまとめる
新車では、販売店やメーカーから初回点検を案内されることがあります。
実施時期や点検内容は、メーカー、販売店、購入条件によって異なります。
納車時に渡された点検予定表やメンテナンスパックの案内を確認し、必要であれば早めに予約しましょう。
点検までに、運転中に気になったことをメモしておきます。
例えば、次のような内容です。
- 走行中に聞こえる音
- ハンドルの感覚
- ブレーキの感覚
- 運転支援機能の動作
- ナビやスマートフォン接続の不具合
- ドアやバックドアの開閉
- 警告表示
- 分からないスイッチや設定
まとめ
車を買ったら最初にやることは、次の15項目です。
- 任意保険の開始日時と補償内容を確認する
- ボディと内装の状態を確認する
- 契約内容と装備・付属品を確認する
- 車検証や保証書などの書類を確認する
- スペアキーと車載工具の場所を確認する
- 燃料の種類・残量・走行距離を確認する
- 運転姿勢と基本操作を確認する
- ETCとドライブレコーダーを確認する
- スマートフォンとナビの接続を確認する
- 緊急連絡先を登録する
- 車の状態を写真で記録する
- 取扱説明書の重要部分を確認する
- 車に常備するものを準備する
- 日常点検を習慣にする
- 初回点検に備えて気になる点をまとめる
すべてを納車当日に終わらせる必要はありません。
ただし、任意保険、車両の状態、書類、基本操作、ETCなど、走行や安全に関係する項目は販売店を出る前に確認しましょう。
納車後1週間以内に取扱説明書や常備品を整理し、車の状態を定期的に確認する習慣をつけます。
さらに、運転していて気になったことを記録しておけば、初回点検の際に販売店へ相談しやすくなります。
一つずつ確認しながら、安心して新しいカーライフを始めましょう。
