車検代は「法定費用」と「整備費用」に分けて考えます。法定費用は検査手数料・自動車重量税・自賠責保険料の3点です。必ず発生する費用です。整備費用は作業の内容によって変わります。検査で不具合の指摘がなければ発生しません。
この記事の要点
- 車検代はおおまかに法定費用と整備費用の2つに分けます。法定費用は検査手数料・自動車重量税・自賠責保険料の3点です。
- 検査手数料は受検の方法で変わります。継続検査の普通自動車は指定整備工場経由で2,100円、検査場に持ち込む場合が2,600円です。
- 自動車重量税と自賠責保険料は車ごとに変わります。年検場で納付する費用です。
- 整備費用は故障箇所の多少で変わります。見積の内訳を「今すぐ必要なもの」と「予防整備」に分けて確認してください。
- 2026年4月1日より検査手数料が改定されました。古い資料の数値をそのまま信じず、現行の表を確認してください。
法定費用の内訳
自動車技術総合機構は、継続検査にかかる費用を次のように整理しています。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 法定費用 | 検査手数料・自動車重量税・自賠責保険料 |
| その他の費用 | 整備費用・部品代・代行手数料・書類代 |
機構は「ユーザー自身が日常的に自動車の維持管理を怠らないことが、料金負担の軽減につながることは言うまでもありません」と説明しています。日頃から点検をしておくと、車検時の追加整備が減ります。
検査手数料は受検の方法と車種で変わります
検査手数料は、次の表のとおりです。2026年4月1日より改定された金額です。
| 検査の種類 | 車種 | 金額 |
|---|---|---|
| 指定整備工場経由 | 普通自動車 | 2,100円 |
| 指定整備工場経由 | 小型自動車(二輪を除く) | 2,100円 |
| 指定整備工場経由 | 大型特殊自動車 | 1,700円 |
| 継続検査 | 普通自動車 | 2,600円 |
| 継続検査 | 小型自動車(二輪を除く) | 2,500円 |
| 継続検査 | 大型特殊自動車 | 2,200円 |
| 新規検査 | 普通自動車 | 2,900円 |
| 新規検査 | 小型自動車(二輪を除く) | 2,800円 |
検査手数料は「国の手数料」と「機構の手数料」に分かれます。指定整備工場経由で受ける場合は、国の手数料の割合が高くなっています。2,100円と2,600円の差は、そのうちの国の手数料の部分です。
自動車重量税と自賠責保険料
自動車技術総合機構は、自動車重量税について「道路などの社会資本を充実するための財源として、自動車の車種・重量に応じて課される税金」と説明しています。金額は車検証に記載された車両重量から計算されるため、車ごとに違います。
自賠責保険料は、自動車損害賠償責任保険の保険料です。機構は「交通事故の被害者が泣き寝入りすることなく、最低限の補償を受けられるように」と国が始めた保険制度だと説明しています。一般に「強制保険」と呼ばれ、公道を走る全ての自動車に加入が義務づけられています。
この2つは車ごとに違うため、車検代に何円足されるかは受検のたびに変わります。いくらになるかは車検証の重量区分と経過年数から計算されるため、継続検査の見積書で自分の車の金額を確認してください。
安い車検を選ぶときの注意点
検査手数料だけで店舗を比べることは意味がありません。法定費用は、どの店舗でも同じ金額が必要です。差が出るのは整備費用と代行手数料のほうです。
見積書を受け取ったら、2つに分けて確認してください。1つ目は今すぐ必要な整備です。2つ目は、数年先に検討していたい整備です。後ろの作業をまとめると、必要のない整備が混ざります。
車検の前に確認しておきたいこと
- 自賠責保険の証書が有効期限内かを確認する
- 重量税の納付が済んでいるかを確認する
- 直近の整備記録を用意する
- 前回指摘された箇所が改善されているかを確認する
- 見積の内訳を作業料と部品代に分けて確認する
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よくある質問
検査だけの車検はお願いできますか?
車両に不具合や損傷がなければ、法定費用だけで済みます。自動車技術総合機構も「点検整備料金が伴う場合がありますが、これは自動車の機能の劣化具合や故障箇所の多少などにより、料金が変わってきます」と説明しています。
指定整備工場と検査場のどちらが安いですか?
継続検査の普通自動車では、検査手数料は指定整備工場経由で2,100円、検査場に持ち込む場合が2,600円です。500円の差は国の手数料の部分です。整備費用を加えた総額で比べてください。
古い資料の金額を使ってもいいですか?
いいえ。2026年4月1日より検査手数料が改定されています。機構のサイトには「令和8年4月1日より、道路運送車両法関係手数料の一部を改正する政令の施行に伴い、手数料額が変更となります」と記載があります。
まとめ
車検代は法定費用と整備費用の2つに分けて考えます。法定費用は検査手数料・自動車重量税・自賠責保険料の3点で、必ず発生する費用です。検査手数料は受検の方法と車種で変わります。継続検査の普通自動車なら、指定整備工場経由で2,100円、検査場に持ち込む場合が2,600円です。
整備費用は作業の内容によって変わります。見積を受け取ったら、今すぐ必要な整備と数年先の整備を分けて確認してください。自動車技術総合機構は、日常点検を欠かさないことが料金負担の軽減につながると説明しています。
参考情報
- 自動車技術総合機構「自動車検査の費用について」https://www.naltec.go.jp/business/inspection/howto/costs.html(確認日:2026年10月22日)
- 自動車技術総合機構「自動車検査手数料について」https://www.naltec.go.jp/business/inspection/fee.html(確認日:2026年10月22日)
自動車技術総合機構は、継続検査の費用について法定費用(検査手数料・自動車重量税・自賠責保険料)とその他の費用(整備費用・部品代・代行手数料・書類代)に分けています。検査手数料の金額は、受検の方法と車種ごとの表で示されています。自動車重量税は車種と重量に応じて課される税金です。自賠責保険料は、公道を走る全ての自動車に加入が義務づけられています。
記載した金額は2026年10月22日時点の内容です。手数料は改定されることがあります。車検に出す前に、必ず原文をご確認ください。
