車の維持費はいくら?月額・年間でかかる費用まとめ

車の維持費はいくら?月額・年間でかかる費用まとめ

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車の維持費は、税金・保険料・燃料費・車検と整備費・その他(駐車場や洗車など)の5つに分けて考えると整理しやすいです。車種と走行距離で大きく変わります。

このページでは、2026年10月31日時点の一次情報だけで維持費の内訳を組み立てます。金額は「全国どの地域でも同じ」もの(四捨五入)と「地域や条件によって変わる」ものを分けて記載しています。

目次

この記事の要点

  • 維持費は税金・保険料・燃料費・車検と整備費・その他(駐車場や洗車など)の5つ。軽自動車と普通車では税金と保険料の金額は大きく異なります。
  • 自動車重量税(自家用・軽自動車)は車両重量によらず定額で、1年目3,300円、2年目6,600円、3年目9,900円。普通車は車両重量と車検年数で決まります。
  • 自賠責保険料は2026年11月1日始期契約から改定。自家用乗用車の12か月契約は11,500円から12,250円へ、軽自動車(検査対象車)は11,440円から12,300円へ上がります。
  • 自動車検査証の有効期間は、新車の初回交付時3年、以後2年ごと。継続検査は有効期間満了の2か月前から受検できます。
  • 維持費を抑える順番は「駐車場→任意保険料の等級→走行距離→タイヤの買い方」です。税金と自賠責保険料には、自分で選び直す余地がありません。

最初に結論:維持費は5つに分けると看懂する

区分主なもの自分で変えられるか
税金自動車税、軽自動車税、自動車重量税、環境性能割基本的に自分で変えない
保険料自賠責保険、任意保険(車両保険・責任保険)任意保険料は等級と内容で変えられる
燃料費ガソリン・軽油代走行距離と運転のしかたで変えられる
車検・整備費車検代、法定点検、オイル・タイヤ等の消耗品工場の選び方と交換周期で変えられる
その他駐車場、洗車、カー用品、駐車契約する駐車場と駐車方法

このうち「まず動かせる」のは駐車場と任意保険料、走行距離とタイヤの買い方です。税金と自賠責保険料は、制度で金額が決まります。

1. 税金

自動車税(種別割)

自動車税は都道府県税で、4月1日時点の所有者に毎年課されます。自家用乗用車は総排気量で税率が決まります。総務省の資料では、2019年10月以降に新しく登録した1,000cc〜1,500ccの自家用乗用車の年額は30,500円とされています。

実際の税額は各県の条例で異なるため、標準税率と実際の納税額には差が出ることがあります。環境性能に優れた車はグリーン化特例で翌年度分が軽減されます。逆に、13年経過したガソリン車などは15〜20%加重されます。

自動車重量税

財務省「自動車重量税の概要」の現行税率表は次のとおりです。

車検期間軽自動車(自家用)乗用車・車両重量1.5tの場合(自家用)
1年目3,300円(当分の間税率 2,500円)12,300円(当分の間税率 7,500円)
2年目6,600円(当分の間税率 5,000円)24,600円(当分の間税率 15,000円)
3年目9,900円(当分の間税率 7,500円)36,900円(当分の間税率 22,500円)

軽自動車は車両重量によらず定額です。乗用車は0.5t刻みで区分され、車検を3回通ると当分の間税率では36,900円になります。

軽自動車税と環境性能割

軽自動車税は車両重量によらず定額で、標準税率は4,100円です。環境性能割は2026年3月31日をもって廃止され、4月1日以降に取得した軽自動車には適用されません。

グリーン化特例(軽課)として、電気自動車と天然ガス軽自動車は新車購入時に翌年度の軽自動車税が75%軽減されます。令和8年度税制改正で適用期限は2028年3月31日まで2年間延長されました。ガソリン車やハイブリッドで以前対象だった燃費基準達成度に応じた25%・50%軽減は、2026年3月で終了しました。

軽自動車税は毎年5月に届く納税通知書で、納付期限は原則として5月末です。納付を忘れると車検が受けられなくなるので、5月の納付通知書は早めに確認してください。

2. 保険料

自賠責保険

自賠責保険料は全員が加入するものなので、自分で調整することはできません。契約期間と車種で決まります。以下は三井住友海上保险公司の公表例です。

2023年4月1日以降始期契約(現行)

契約期間自家用乗用自動車軽自動車(検査対象車)
12か月11,500円11,440円
24か月17,650円17,540円
36か月23,690円23,520円

2026年11月1日以降始期契約(改定後)

契約期間自家用乗用自動車軽自動車(検査対象車)
12か月12,250円12,300円
24か月18,560円18,660円
36か月24,690円24,830円

12か月契約で乗用車は750円、軽自動車は860円上昇します。更新期正好前なら差額が小さいので、加入時期を少しずらす意味があります。

任意保険(車両保険・責任保険)

任意保険料は「等級」「運転者の年齢」「車種と用途」「補償の範囲」で変動します。等級によって、同じ車種でも人によって年間金額は2倍近く変わることもあります。維持費の中で自分で動かせる割合が大きいのはここです。算定の考え方は 任意保険料の相場 にまとめています。

3. 燃料費

燃料費は「走行距離 ÷ 燃料消費率 × 燃料単価」で求めます。年1万kmで10km/Lなら1,000L、レギュラーが170円/Lなら年間17万円です。車種ごとの燃料費は 燃料費の計算 で試せます。

4. 車検と整備費

自動車検査証の有効期間は、道路運送車両法61条の規定により、新車の初回交付時が自家用乗用車で3年、以降は2年ごとの継続検査になります。継続検査は有効期間満了の2か月前から受けることができます。

日常の点検は6か月ごとの法定点検(定期点検)と、2年ごとの車検(継続検査)が中心です。工場によって見積書に大きな差が出るため、見積りは複数取るのが基本です。車検の費用内訳 も参照してください。

主な消耗品は次のとおりです。

商品ASIN
TOYOTA純正モーターオイル SP 0W-20 4LB08CBNHRKX
AZ CEG-001 4輪用 エンジンオイル 4L 0W-20B0CTJZ29Z1
ブリヂストン NEWNO 165/60R15 77H 4本セットB0BWRDZWJR
グッドイヤー EfficientGrip ECO EG03 165/60R15 4本セットB0HCBL7NZ1

オイルの規格は車検証の指定に従ってください。条件が合わない車種もあります。

5. その他

駐車場は月額で、自宅の場合 1台5,000〜20,000円が標準的なレンジです。都市部では20,000円を超えることもあります。洗車やカー用品、カーカバーも「毎月数百円」の枠で発生します。

年間維持費の計算例(軽自動車・10,000km/年)

項目年額(目安)
軽自動車税(標準税率)4,100円
自動車重量税(3年目)9,900円
自賠責保険(12か月)12,300円(2026年11月1日以降始期)
任意保険(車両・責任)50,000〜120,000円
燃料費(10,000km ÷ 15km/L × 170円)113,000円
車検(2年に1回の費用なら半額計上)25,000円
駐車場72,000円(6,000円/月)
合計(ほかに法定点検・消耗品など)286,000円前後

この表はあくまで1台・1例です。任意保険料と駐車場で±10万円動くため、自分の数字に置き換えるときの足場として使ってください。

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参考情報(確認日:2026年10月31日)

  • 財務省「自動車重量税の概要」 https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/consumption/131.pdf (自動車重量税の現行税率表・確認日2026年10月31日)
  • 国土交通省「自動車重量税額について」 https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr1_000076.html (重量税の車種別課税と減税対象基準・確認日2026年10月31日)
  • 総務省「自動車関係税制の概況等」 https://www.soumu.go.jp/main_content/001019285.pdf (自動車税・軽自動車税の税率区分・確認日2026年10月31日)
  • 総務省「自動車税・軽自動車税(地方税制度)」 https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/150790_11.html (課税タイミングとグリーン化特例・確認日2026年10月31日)
  • 三井住友海上火災保険「自賠責保険 保険料例」 https://www.ms-ins.com/personal/car/jibaiseki/example.html (2023年4月1日以降始期・2026年11月1日以降始期の両表・確認日2026年10月31日)
  • 日本自動車連盟(JAF)「軽自動車税と環境性能割」 https://jaf.or.jp/common/kuruma-qa/category-procedure/subcategory-registration/faq-c007 (環境性能割廃止・軽課の延長・納付時期・確認日2026年10月31日)
  • e-Gov法令検索「道路運送車両法(昭和26年法律第185号)第61条・第62条」 https://laws.e-gov.go.jp/law/326AC0000000185 (自動車検査証の有効期間と継続検査・確認日2026年10月31日)
  • 国土交通省「自動車検査登録総合ポータルサイト 継続検査(車検)」 https://www.jidoushatouroku-portal.mlit.go.jp/jidousha/kensatoroku/inspection/ (有効期間満了の2か月前から受検可・確認日2026年10月31日)
  • Amazon.co.jp 商品ページ(ASIN実在確認済み・HTTP 200) B08CBNHRKX / B0CTJZ29Z1 / B0BWRDZWJR / B0HCBL7NZ1

未確認(2026年10月31日時点)

  • 自動車税の実際の納税額は各県の条例で異なるため、標準税率と実際の金額に差があります。
  • 任意保険料は等級・年齢・事故履歴・車両価値によって変動するため、計算例の金額はレンジでの記載です。
  • 工場によって車検・整備の見積りは大きく変わります。1回の見積りを全車の平均として扱うことはできません。
  • エコカー減税(重量税)とグリーン化特例(軽課)は別の制度です。適用可否は車検時の判定と車検証の記載に従います。

Amazonのアソシエイトとして、カーラボは適格販売により収入を得ています。

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この記事を書いた人

愛知県のいわゆる「トヨタ村」在住。普段は大手メーカーの本社で働きながら、車の維持費・税金・ローン・購入費用を初心者向けに発信しています。自身も輸入車のあるカーライフを楽しんでおり、公式情報や公的情報を確認しながら、車に詳しくない人でも判断しやすい内容を心がけています。

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